市町の具体的な課題・提案アイデア例

福井県の各市町が抱える課題、及び本事業でぜひ提案していただきたいアイデアの内容例を載せています。あくまで一部の例となりますので、記載されている内容以外でも福井県の目指す姿・地域の課題解決に繋がるものでしたら広くアイデアの応募お待ちしております。

交通

1まちなかレンタサイクル「ふくチャリ」の利便性向上

現状
福井市では、まちなかレンタサイクル「ふくチャリ」事業を通じて、観光客やビジネス客、市民の足となるレンタサイクルの利活用を推進している。
まちなかレンタサイクル「ふくチャリ」事業では、ホテルや観光・公共施設等15カ所を貸出ポートとして、電動アシスト自転車を37台配備し、2020年度は3,686回貸出を行っている。(コロナの影響あり、コロナ前は2019年度7,240回)
課題
現在、レンタサイクルの貸出は対面式で行っており、利用料金の支払方法は現金のみまたはキャッシュレス決済可など、ポートによって異なっている。また、対面式であるため、夜間の貸出需要に対応できない。加えて、利用者がどのようなルートを通っているかが把握できないため、道路危険箇所や新たなポート整備候補地などの分析ができていない。
提案してほしい内容
  • ・無人化、キャッシュレス対応可能なレンタサイクルシステム(アプリ等)による業務の省力化、利用者の利便性向上
  • ・自転車の利活用推進のために必要な道路整備やポート整備を検討するための、レンタサイクルのGPSデータ等提供及び利用者のルート分析に基づく自転車需要が掘り出せるようなアイデア、技術
活用できる県内の資産
  • ・レンタサイクル「ふくチャリ」事業

2持続的な地域公共交通システム

現状
大野市内のコミュニティバスとしては、定時停路線の「まちなか循環バス」、「市営バス」、デマンド型の「乗合タクシー」を運行している。
課題
人口減少により地域公共交通の利用者が減少しており、将来にわたって持続可能な公共交通を実現するためには、効率的な運行方法を検討する必要がある。
また、経費を削減するだけでなく、利便性の確保・向上も必要である。
提案してほしい内容
  • ・AI活用型のオンデマンド交通の実現
    (デジタル機器やアプリケーションを活用した予約調整機能、電話予約との併用、相乗りに対応したナビゲーションシステムの構築等)
  • ・高齢者の健康見守りサービス、送迎車に取り付けた車載カメラによる道路管理等、送迎と同時に活用できる先進技術についても検討
活用できる県内の資産
  • ・地域住民の協力
  • ・地元交通機関との連携

3利便性の高い交通手段の確保

現状
坂井市内のコミュニティバスは、接続するルートが、細かく設定されているため、運行に時間がかかり、便数も少ないの。そのため、学生や高齢者の通学・通院・買い物・観光客等の移動手段が不足しており、日常利用客、観光客を含めて利用しやすい交通手段を確保していくことが必要だと考えている。現在、坂井市ではコミュニティバスの更なる利便性・効率性の向上を図るため、新たな交通手段となる「オンデマンド型交通」の導入の実証実験を始めているが、その他にも現状の課題を解決できる手段があれば広く検討していきたい。
課題
公共交通機関の利便性の不足や、運転手の不足が課題。通常のコミュニティバスは坂井市内を周遊するのみに限られているため、利用者数が伸びず、さらなる利便性の向上あるいは、新たな交通手段が必要と考えている。
提案してほしい内容
  • ・地域住民主体で行うデマンド交通の実現
  • ・観光客の2次交通の充実
  • ・近距離モビリティ手段の確保
  • ・予約制のオンデマンド型交通、アプリケーション開発
活用できる県内の資産
  • ・地元交通機関との連携

4観光地のモビリティ周遊環境の向上

現状
福井市の一乗谷朝倉氏遺跡は、年間約70万人以上が来訪し、福井市の主要な観光スポット。さらに2022年10月に福井県の博物館が開館することに加え、2024年春には新幹線が開業し、2026年には中部自動車道が全線開通する等、今後来訪者の増加が見込まれている。他方で、来訪者の約75%が自家用車またはレンタカーでの来訪となっており、遺跡関連の駐車場は、10箇所が点在している。
課題
遺跡関連の駐車場の不足解消のため、近隣施設の駐車場との連携・空き状況案内の見える化、レンタルサイクルの活用等、誘客環境の改善が課題。さらに、特別遺跡内は、規制上、埋設基礎工事を伴う案内設備の設置が出来ないため、案内方法が限定される課題も存在。
提案してほしい内容
  • ・周辺駐車場における利用状況等の効率的な案内手法の確立
  • ・レンタルサイクルの導入と無人貸出システムの構築
活用できる県内の資産
  • ・一乗谷あさくら水の駅(道の駅)、一乗谷レストラント、一乗谷朝倉氏遺跡復原町並、一乗公民館、一乗谷朝倉氏遺跡博物館等との連携

5効率的な通行量調査及び調査データの有効活用

現状
福井市では、年2回、県内10地点で、歩行者自転車通行量調査を人力で、平日と休日を1日ずつ調査している。
課題
人力による調査のため、日程を特定しなければならず、天候に左右されやすいうえ、調査地点も多く、長時間にわたる作業のため、人的負担が大きい。
加えて、調査データも、事業の進捗管理等に利用しているのみで、他の用途に活用できていない。
提案してほしい内容
  • ・AIやICTによる迅速化や省力化につながる調査手法の実現
  • ・通行量を分析して最適な広告をデジタルサイネージに表示する等、調査データの効果的な活用方法
活用できる県内の資産
  • ・まちづくり福井や地元商店街等との連携

6足羽山公園内への移動実態の把握及び自家用車に替わる交通システム

現状
足羽山公園遊園地では、来園者数の多い週末や祝日、駐車場の台数の不足により周辺道路において渋滞が発生することで、来園を断念する人がいる。
市では渋滞対策の一つとして、無料シャトルバスを運行しているが、依然として来園者の交通手段は自家用車の比率が高いのが現状。
課題
福井市では、足羽山魅力向上計画において、四季を通した利用者の増加を目標に掲げており、その実現のためには、足羽山内の回遊性を向上させるとともに、足羽山へのアクセス性を改善する必要がある。
提案してほしい内容
  • ・足羽山公園遊園地の混雑予測及び混雑状況の即時公開手法の確立
  • ・来園者属性、滞在時間、来園前後の移動ルート等の把握とデータを活用した課題解決手法
  • ・自家用車でのアクセスに変わる経済的かつ効率的な交通システムの実現
活用できる県内の資産
  • ・地元関係者の協力
  • ・足羽山公園遊園地を含む足羽山公園との連携

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